そうだったんだ…嫌なことを忘れるために酒を飲むのは逆効果らしい
嫌なことが続いたり、なんとなく気持ちがスッキリしない時ってありますよね。そんな時は、お酒でも飲んで、パーっと忘れてしまいたいところ…ですが、そのためにお酒を飲むのは逆効果で、お酒を飲むことで記憶力を上げてしまっているそうです。その理由などをまとめてみました。
▼嫌なことばっかりが多くて泣きたくなる( ノД`)
▼そんな時は、お酒を飲んで忘れてしまいたい!
▼でも、それって逆効果らしい。
▼アルコールは、実は私たちの記憶を「上げて」しまうことがある!
「お酒の席では本音が出る。」とよく言われますが、これはアルコールが潜在意識を出やすくするため、素の自分が出るため
▼えっ?でも、お酒を飲むと覚えていないってことも多いけど?
お酒を飲むと、お酒に含まれるアルコールが胃や小腸から吸収されて血管に入り、血液に乗って全身に運ばれます。アルコールは分子が小さいので、脳の血管にも入り込み、脳を麻痺させます。
全国健康保険協会によれば、お酒で記憶がなくなることを「ブラックアウト現象」「アルコール性記憶障害」「アルコール性健忘症」
▼新しい記憶は出来ないが、長期記憶があるから酔ってても帰れる!
アルコールによる記憶障害は、短期記憶をつかさどる脳の「海馬」という場所で起こるから。人間の脳は短期記憶と長期記憶を別の場所に保存している。だからアルコールで短期記憶は飛んでも、長期記憶(住所や駅の場所)などはしっかりと覚えている。
どうやって帰ったか全く覚えていないのに、何故か家にたどり着いているのは、「古い記憶」だから。
毎日習慣的に行っている行為は、酔いによる影響をそれほど受けない
▼アルコールは「潜在意識」における記憶力を上げる。
私たちは潜在意識でも物事を学習したり、記憶をしている。そしてアルコールはこの潜在意識での記憶力を高めることができる
▼お酒を飲んでいる時に脳内で分泌されるドーパミンも関係してた!
ドーパミンと聞くと、楽しい気持ちや幸福感を引き起こす物質というイメージがあるかもしれませんが、より正確には『学習伝達物質』と言ったほうがよいかもしれません
通常はドーパミンが分泌されると、過度の興奮を防ぎ、心に落ち着きをもたらす脳内物質が分泌されます。しかし、アルコールはこれらの物質が分泌されるのを抑えたり、鈍らせる働きがあるため、気分がどんどん高まってしまう
思わぬ形で私たちの記憶力を上げていたお酒。潜在意識での記憶であるなら、意図的に思い出せるものではなく、あるきっかけでふと思い出すもの…。
嫌な出来事を忘れようとして酒を飲み、憂さを晴らし、友に慰められ、その場は楽しい気分になっても、翌日には楽しかったことはよく覚えていなく、逆に忘れようとした嫌な記憶が強く残ることになる。
▼嫌なことを忘れたい!それなら、お酒に頼らず他の方法を探して!